ひな祭り

しあわせ/ku・ra・su

2020年02月29日 13:04

もうすぐひな祭りですね

ひな祭りは、女の子の健やかな成長と幸せを願う日です。

ちらし寿司、ひし餅、ひなあられなどを食べて

お祝いするのが一般的です。

どれも春らしい色合いできれいですよね。

そして、これらを食べることにはどんな意味が

込められているのでしょう。


<ちらし寿司>

もともと平安時代にお祝いの際に食べる習慣があった「なれ寿司」(現在のお寿司の原型)が

ひな祭りにも食べられていたので、これがちらし寿司の変化したとも言われています。

ちらし寿司は様々な具材を混ぜ合わせて作りますが、

これには将来食べるものに困りませんようにという願いが込められています。

ちらし寿司の具材の意味は

・えび:長寿の意味。ひげや曲がった腰が長生きを連想させるため。

・れんこん:先を見通せる。穴が開いていることから。

・豆:まめに生きる。まめに働ける。

・菜の花:春の雰囲気を感じられるように。春らしい暖かい色合いをしていることから

<ひし餅>

ひし餅の由来は、もともと「3月の最初の巳も日」に中国で食べられていたお餅に由来しています。

それぞれの食べ物の意味は

・よもぎ:香りが強いものは邪気をはらうと言われていたので、「厄除け」の効果がある。

・ひしの実:繫殖力が高いこととひしの実を食べて千年を生きた仙人にちなみ、

「子孫繁栄」と「長寿」の願いが込められている。

・クチナシの実:赤は昔から「魔除け」になる色とされ、桃の花をイメージさせたりおめでたい印象を与える。

<ひなあられ>

昔は「ひなの国見せ」と呼ばれる、外にひな人形を持ち歩いていろんなところを

見せてあげるという風習がありました。

その時に、外で食べられるものとして持っていったのが「ひなあられ」とされています。

色の意味は

・白:雪・台地

・赤:桃の花、生命

・緑:木々、芽吹き

ひな祭りには、これらの食べ物を用意して家族で集まり、楽しく女の子の成長と幸せを願いましょう。

ひな祭りのお祝いをする際は、お子さんにもぜひ意味や由来を教えてあげましょう。

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